いいじゃんそれ

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水洗いでスッキリ!ウール、毛100%の服を手洗いしてみた ②

 前回こんな記事を書いたのですが、

 

mizutanisabaku.hateblo.jp

 

いよいよ今回は私が長年愛用している毛100%のサルエルパンツ実際に水洗いしてみたので、その時の様子や実際に洗ってみて感じたこと、注意しなければいけない点なんかをまとめながら書いていこうと思う。

 

今までお気に入りの洋服はずっとドライクリーニングばかり。思い切って水溶性汚れを落としたい!と思ってる人の参考になれば良いなー。

 用意するもの

 

まずは用意するものですよ。

まぁ言ってもそんなに特別なモノもないのでダーッと紹介していくよ〜☆

 

1.洗濯するもの

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まずはこれが無いと始まらないわけだけれど、見て分かる通り見事に毛100%

洗濯表示もドライクリーニングオンリーの気難しいヤツ。

今回はコイツを水洗いしていくよ!

2.中性洗剤

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俗に言うおしゃれ着用洗剤。

エマールなんかが有名だけど、今回は家にあったアクロンを使用。

ぶっちゃけなんでもいいと思うけど必ず衣類用の中性洗剤を使用すること!

間違ってアルカリ性洗剤(通常の洗剤。トップやアタック等)で洗ってしまうと素材である毛のキューティクルがバッと開いてしまい、絡みあってフェルトのような状態になる。そこから縮みが生じて、二度と元に戻らない最悪のパターンになってしまうのでくれぐれも注意していただきたい。

3.タライ

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なんの変哲もないその辺で売ってるタライ。

サイズがいくつかあるんだけど、大は小を兼ねるので大きい方が良いと思う。

ちなみに私が使用したのは40型。

パンツと並べると大体の大きさが分かるかな。

更に大きい50型とかも売ってるんだけど、今回40型を使ってみて「もう少し大きくてもいいかな?」って思ったので、置き場に困らなければ絶対50型をオススメする。

さぁ洗っていこう!

いよいよ実際に洗っていくんだけど、ここでは洗う手順の他に注意しなきゃいけないことがいくつかあるので、順を追って解説していこうと思う。

 1.タライにぬるま湯を張り、洗剤を投入する

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まずはタライにぬるま湯を貯めていくんだけど、まずここで要注意!

ウール素材を手洗いする場合のお湯の温度は最初から最後まで必ず30℃をキープすること!

なぜ30℃に保つ必要があるのか?

それにはちゃんとした理由があるのだ。

温度は高すぎても低すぎてもダメ

水温が高すぎると、素材である毛に対してあまりよろしくない。

毛というのはタンパク質なので高温に弱い。

卵なんかを加熱すると白く固まってしまうように、毛を使った繊維もあまり高温で洗ってしまうとタンパク質変性を起こしてしまう。

そうなると素材がフェルト化したり縮みが生じてしまうので、汚れが落ちやすいイメージがあっても決して高温で洗ってはいけない。

 

では逆に30℃より低い水温だとどうなのか?

ズバリ、繊維に対しては問題無いが汚れが落ちにくい。

水洗いのメリットは水溶性の汚れを落とすことなんだけど、その中には汗などの皮脂汚れなんかもある。

この皮脂汚れってのが厄介で、あまり低すぎる温度で洗うと皮脂の汚れは落ちないのだ。

つまり適度に水温を上げてやらないといけない。

でもあまり高温過ぎると繊維を傷めてしまう。

その微妙な水温のラインが30℃なのだ。

せっかく水洗いするのに全然汚れが落ちなかったらガッカリなのでこの点は絶対に守ってもらいたい。

 

というわけでタライに30℃程度のぬるま湯を張って、容器に記載されている分量の洗剤を溶かしていく。

2.洋服を投入する

いよいよ洋服を投入するんだけど、勿論ここでも注意点がある。

基本的にタライの中では絶対に衣類を揉んだり、こすったり、乱雑に扱ってはいけない。

溜まりに溜まった水溶性汚れをガシガシ落としたい気持ちは分かるがここで乱雑に洗ってしまうと一気に繊維が縮んでしまう。

もともとはドライクリーニング推奨の素材だ。水に浸けること自体がタブーとされているので、少しでも繊維に対してストレスをかけないよう注意しながら洗う必要がある。

ここでゴシゴシ洗ってしまっては洗濯機で洗ってるのと同じようなもの。

そこでワンポイントアドバイス。

衣類はタライに入れる前に予め折りたたんでおく

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こんな感じで折りたたんで投入することで水中でも格段に衣類が扱いやすくなる。

ぬるま湯に浸けるだけでも汚れはある程度溶け出してくるので、ゴシゴシ洗うというよりもいかに投入前の形をキープしながら洗えるか?ってところに重点を置いてもらうと縮み等の失敗はほぼなくなるハズなので、その辺を注意しながら進めていくといいと思う。

というわけで投入していくよー。

3.優しく押し洗いをしていく

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衣類を投入したら押し洗いをしていく。

押し洗いっていうと力いっぱい押すイメージがあるけど、勿論そんなことはしちゃいけないよ。

タライに衣類を投入すると大抵の場合、底には沈まず浮いた状態になっている。

それを底まで優しく、ゆ〜っくり押してやるのだ。

そうすることでお湯に溶け出した汚れがさらに水中へ押し出される。

底まで沈んだらまた自然に浮いてくるのを待って、また底へゆっくりと押し戻してやる。

これが押し洗いの基本だ。

しかし、たまに沈んだまま戻ってこない場合もある。

そんな時は優しく衣類を持ち上げて、またゆっくり沈めてやるってのを繰り返してあげればOKだ。

お湯の色にも注意

何回か押し洗いを繰り返していくとどんどん水の色が変わってくる。

勿論これは長年溜まっていた水溶性の汚れによるものなんだけど、(汚いかもしれないけどずっとドライクリーニングばかりだった衣類だと本当にドス黒くなる)同時に色落ちが生じる場合もあるので色落ちしそうな衣類だったら事前に目立たない部分を少しだけ洗ってみて色落ちしやすいかどうかチェックしてみるといいと思う。

特に黒い衣類は汚れと混同しやすいので要注意だね。

 4.すすぎもしっかり 

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押し洗いを繰り返して汚れが落ちきったら今度はすすぎだよ。

すすぎに関してはそこまで注意する点はないと思う。

要点をまとめるとしたら次の3つくらいかな。

  • 洗剤が残らないよう何度も、念入りにお湯を入れ替える
  • すすぎの際も優しく押して衣類が吸った洗剤を抜いてやる
  • 30℃の水温は必ずキープする

以上のことを守ってあげればすすぎはそれほど難しい工程ではないのでとにかく洗剤が残らないようこまめにお湯を入れ替えてあげよう。

5.脱水

すすぎも終わったらもう終盤、続いては脱水だ。

脱水も手でやると思われがちだけど

手で脱水=絞る

ってことなので、今までの苦労がすべて水の泡になってしまう。

そんなことは絶対に避けたいので脱水だけは洗濯機を使おう!

脱水のみのメニューで最短時間の設定を2セット

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というわけで洗濯機で脱水するわけなんだけど、水分を抜く作業とはいえ機械的に行うのでかなりの力が衣類にかかる。

そこで、設定は脱水メニューにある最短時間で行う。

私の使ってる洗濯機だと最短の設定時間は40秒なのでとりあえず40秒回してみる。

ただ、40秒程度では脱水したとはいえまだグッショリしているので、もう1セット行ってみた。

すると今度は丁度良い塩梅に脱水されたので、基本的に1分程の脱水であれば衣類にもそこまでダメージを与えることなくしっかり脱水できると思う。

この辺は扱う衣類の厚さや大きさにも左右されるので気をつけながら行ってほしい。

5.干す

さぁ、ついにすべての工程を終え、最後は【干す】作業だ。

干すことで気をつけなければいけないことは

  • 直射日光は避ける
  • なるべくシワが寄らないように干す
  • 水分の重さで形が変わり易くなっているので平干しか、それに近い干し方で干す

ざっとこんなところだろうか。

今回はサルエルパンツだったのだが、形がとても平面的で脱水後は比較的軽くなったのでこんな感じで干してみた。

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天日干ししてしまうと色褪せの原因になってしまうのであくまで陰干しで、竿で折り返している部分は最もシワが寄り易い部分なので、30分に1回程度、折り返す箇所をズラしたりと元々の形を維持するよう工夫してみた。

この日は天気が良かったので3時間ほどであっという間に乾いたよ。

まとめ

ここまで結構かかったように思えるかもしれないけど実際は30℃という温度をキープするために結構急ぎ気味で行ったよ。

毛っていう素材に関してもあまり長く水に浸けておくことはよろしくないのでやはり急ぎ足でテキパキ行うに越したことはないと思う。

肝心の洗い上がりはというと、もう絶対水洗いした方が良いって言い切れるレベル。

まずなにより手触りが格段に良くなったからね。

今まではなんというか、脂っぽさのあるシットリとした手触りだったんだけど、手洗いしたあとはシットリしてるんだけど同時にサラッとしていて、購入した当時の質感が蘇ったような、いつまでも触っていたいくらい手触りが良くなった。

 

私は今まで水溶性汚れの存在を知らなくて、とりあえずクリーニング出しときゃ大丈夫っしょ?って人間だったから余計にこれからは自分で洗えるものは極力手洗いしようって思えたよ。

 

実はこのサルエルパンツを皮切りにその後もドライクリーニングにしか出していなかった洋服を何着か手洗いしたんだけど、やはりどれもウール特有の上質な手触りが復活したので今までクリーニングでどれだけ汚れが落ちていなかったのか痛いくらい実感した。

 

普段クリーニングにしか出していなかった洋服を自分で洗うってなかなか勇気がいるけど、いざ洗ってみると良いことずくめだし、今まで以上にその洋服に愛着が湧くと思うんだ。

お気に入りの洋服がいつまでも色褪せることなく、ずっとあなたのお気に入りでいれたら

 

いいじゃんそれ

 

 

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